top of page
Esercizio Terapeutico Conoscitivo Aichi
アルツハイマー病の運動技能の獲得と長期保持
Title: Acquisition and long-term retention of a fine motor skill in Alzheimer's disease.
Journal: Brain Cogn. 1995 Dec;29(3):294-306.
Authors: Dick MB, Nielson KA, Beth RE, Shankle WR, Cotman CW
Abstract
目的と対象:
本研究は、中等度~重度のアルツハイマー病患者12名と健常高齢者12名に対して、様々な練習量により、回転追跡課題の獲得と長期保持能力を調査した。
方法:
アルツハイマー病患者群と健常高齢者群は、回転追跡課題の訓練を40回、80回、120回のトレーニングを無作為に割り当て、練習後に保持テストを20分後、2日後、7日後、37日後に行った。
結果:
パフォーマンスに影響を与えない追加した課題では、両群のパフォーマンスが最初の40試行で有意に改善した。さらに、両群の対象者は、4つの保持テストにて若干の忘却がみられた。
著者の結論:
これらの結果から、アルツハイマー病患者は少なくとも1ヵ月間、運動技術を効果的に学習し、保持することができる可能性がある。
URL: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/8838387
コメント
アルツハイマー病患者の運動学習が長期保持できる可能性を示した文献です。臨床にて認知症患者が学習できないとあきらめるのではなく、積極的な介入を行う必要性を感じました。
(文責:川島病院 若月勇輝)
bottom of page